メルボルン教室

教室長ブログ

宇宙のことがもっと知りたい!


引き続き、宇宙の専門家である大川さんが宇宙の質問に答えてくれています!

【以下、大川さんより】
 イベントの前に参加者のみなさんからたくさんの質問をいただきました。またイベント終了後にお寄せいただいた感想にもすべて目を通しました。ありがとうございました。みなさんの「もっと知りたい!」という熱い気持ちが伝わってきました。また宇宙への興味は人それぞれでとても幅広いことも感じました。以下、いただいた質問の中からほんの一部ですが、私からのお返事とともに紹介させていただきます。

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Q.小惑星はたくさんあるのに どうして区別がつくのですか?(シドニー教室 小5 れんさん オーストラリア)
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A.
 小惑星は地球と比べるとじつに小さな天体です。地球からは望遠鏡を使ってもポツンとした光の点にしか見えません。しかもたくさんあります。だけどちゃんと、一つ一つ区別することができます。
 小惑星を時間をおいて撮影すると、星座の星ぼしの間を動いていくようすがわかります。太陽のまわりを回る動きをしていて、軌道(動いていく道すじ)を求めることができますので、すでに発見されている小惑星については、何年何月何日何時何分に空のどこにやってきてどんな明るさに見えるのか、計算して予報することができます。
 太陽に照らされている小さな光の点ですが、その光を望遠鏡で詳しく調べてわかることもあります。光が明るくなったり暗くなったりを規則正しく繰り返していれば、いびつな形をした小惑星がくるくる回っているのだろうとわかります。またもし光の強さが変わらなければ、ほぼ球形だろうということも言えます。
 小惑星の光を何種類かのフィルターを通して観測することで、小惑星の表面がどんな光をよく反射しているのかを知ることができます。このような観測をすることで、小惑星の種類分けをすることができ、例えば小惑星リュウグウはC型という炭素を含んだ小惑星だろうということがわかるのです。
 でも、詳しい形や、表面のようす、どの方向に回っているか、実際にどんなものがあるのか、といったことは、地球から光を観測するだけではわかりません。小惑星に探査機を送り込んで初めてわかることがいろいろとあるのです。どんな世界が待っているのか、行ってみなければわからない天体に探査機を送り出す計画を立てるのは難しいチャレンジですが、よくわかっていないからこそ行く価値が大きいとも言えます。そして小惑星のかけらを持ち帰ることができれば、地球でじっくりと分析することができますので、たくさんの研究者が新しい発見をするはずです。人類がまだ知らない地球のことも、小惑星を手がかりに少しずつわかってくるでしょう。

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Q.宇宙ができてから、何年くらい経ったんですか?(えいとさん 日本)
Q.ビッグバンはどうやって起きたのですか?ビッグバンが起きる前には本当に何もなかったのですか?(メルボルン教室 小4 けんたさん オーストラリア)
Q.ビッグバンの元、種は何ですか?なぜ爆発したのですか?(ゆうかさん 日本)
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A.
 これまでの宇宙の研究から、宇宙の始まりから現在までおよそ138億年たっているということがわかりました。つまり年齢でいうと宇宙は138億歳ということになります。(138億)÷(自分の年齢)という計算をすると、自分が生きてきた時間の長さの何倍の過去があったのかがわかるでしょう。
 さてここで、「ではそれより前には何があったのですか?」と不思議に思うかもしれません。宇宙が始まる前はそもそも空間も時間も無かったので、宇宙誕生よりもさらに過去にさかのぼることはできない、ということになります。宇宙は“無”から生まれたようです。
 宇宙は「“無”のゆらぎ」から生まれたとする説があります。「“無”のゆらぎ」とは、無と有の状態が両方とも同時に、ある確率をもって存在する状態ということですが、これは難しくて私にもよくわかりませんf(^^;)。宇宙の始まりは、“無” → 有 → 急激な膨張(インフレーション)→ ビッグバン ということだったのかもしれません。インフレーションというのは、0.000000000000000000000000000000001cmの宇宙が、1秒の1兆分の1、そのまた1兆分の1のさらに10億分の1以下の、きわめてわずかな時間に、1000000000000000000000000000000000倍以上大きくなったとする理論です。そんなことが現実にあったのかなあと、ちょっと信じられないような気持ちになりますが、将来打ち上げる人工衛星で宇宙を観測し、インフレーションが起こった証拠をとらえようという計画もあります。証明されたらすごいことだなあと思います。
 私が子供の頃に比べると、宇宙の年齢もわかってきましたし、宇宙の始まりに関しても新しい考え方が出てきてわくわくします。でもまだまだわかっていないことがいっぱいあって、将来どんなことが証明されるのだろう、ということも楽しみです。

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Q.人類にとって、宇宙の存在がどのような影響を及ぼしてるのか、無限の世界観と今の人類との展望はいかなるものか教えていただきたいです。(こういちさん 日本)
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 こ、こ、これはまた大きな問いかけですね(^^;)。短くお答えすることなど私には難しいのですが、地球のことや人類全体のこと、未来のことなど、視野を広げて大きな世界から物事をとらえるということも、宇宙が教えてくれることのひとつではないかと、そう思うことがよくあります。

大川さんにはまだ他にも質問に答えてもらっています!次が最後になりますのでお楽しみに!!


教室長圷 加寿男

東京生まれの神奈川育ち。香港で教室長・教務部長として受験算数・数学指導に携わり、現在はメルボルン教室に勤務。算数・数学を楽しく学び「わかった!」「できた!」という感動を共有するために日々全力で授業に向かう。メルボルンに来てからは、冬場は雪山で大好きなスノーボードができることに大喜び。サッカー好きでFCバルセロナファン。世界各国のバックパッキング放浪やスキューバダイビング、マラソンなどアウトドアのアクティビティを好む。最近は夜遅くにNetflixにハマりがち。