香港学習塾 epis Education Centre

蘇州教室 教室長ブログ

教室長黒田吉紀

岐阜県出身。大学時代は雪国で雪氷学を学ぶ。趣味はスノーボードと、雪をこよなく愛するが、実は寒さに弱い。2010年香港に渡り、雪とは無縁の生活に。香港では入試センター長を務め、日本全国の入試情報に精通。2015年に理系のスペシャリストとして中国蘇州に赴任し、2017年からは教室長として奮闘中。熱血指導が故に、冬でもYシャツ一枚、腕まくり。しかし、ただのぽっちゃりがそうさせているとも…。

恒例イベント

11月5日(日)全国統一小学生テストを実施しました。
全国統一小学生テストは、蘇州に暮らすお子さんにとって学びのきっかけの1つになってほしいと思い、毎年欠かさず行っているものです。毎年2回の恒例イベントですが、今回は蘇州だけではなく杭州や上海からもお越しいただき、40名以上の子どもたちが受験をしました!!
単純知識の問題だけでなく、思考力を問う問題が多いテストです。テストを通して頭を使う楽しさ、新しい発見、できた時の喜びを実感してほしいと思います。
ぜひご自宅でも、お子さんができなかった問題、悩んだ問題を一緒に考えてみてください。



蘇州の夏合宿が始まりました

香港の合宿が先日終わりましたが、蘇州でも夏合宿が始まりました。2019年以来、4年ぶりの実施です。

合宿のホテルは、穹窿山の麓にあります。
穹窿山は孫武が「孫子の兵法」を書いたとされる山です。
そんな地で3日間の熱い勉強合宿を行います。

自分を追い込んで、合宿で大きく変わっていきましょう!



反転授業始めました。

蘇州教室では、10月から新たな取り組み、反転授業をしています。
反転授業とは、タブレットやパソコンで授業前に自宅学習し、授業では演習などを中心行う授業形態のことです。

次回の授業に合わせた導入動画を事前に配信し、生徒はそれを自宅で視聴します。
学びのインプットを教室ではなく自宅で行うわけです。
そしてアウトプットを授業で行います(オンライン)。

反転授業のメリットはどこにあるのでしょうか。

それは主体的な学びができることだと考えています。そのため、受け身の生徒には、この学びは不向きかもしれません。
また、動画であればわからないことを繰り返し視聴することができるため、自分のペースで学習できることもメリットとしてあげられます。

自立した学習者を育てていきたい。そんな想いで反転学習を始めました。
反転授業は現在中2の数学のみで行っています(完全オンライン)。
ご興味のある方は蘇州教室に是非お問い合わせください。



6年生の授業風景

先日、算数の授業でおうぎ形の学習をしました。
小学校では5年生で円の面積や円周について学習しますが、円は単純な形ですが、奥が深いです。

円周率πは円周は直径の何倍かを表しています。
3.1415と始まり、無限に続く数です。
円はコンパスを使えばサッとかけますが、円周率を求めることは簡単ではありません。
円周率の近似値を求める方法の一つにモンテカルロ法があります。

これは、数値計算手法の一つで、乱数を用いた試行を繰り返すことにより近似解を求める手法ですが、この方法はちょっと大変・・・

ということで、ビーズをばらまくことによってモンテカルロ法を再現。

1辺20cmの正方形を書き、その内側に半径10cmの円を正方形に内接するように書きます。そこに、真上からビーズを落とすと、正方形の中に落ちるビーズと円の内側に落ちるビーズの数の比は、正方形と円の面積比に近い数値になります。正方形の面積は、400cm^2、円の面積は100πcm^2になるため、面積比は、4:π。この実験でπの近似値が求められるはず。

結果は、
3.2459……
それなりに近い値。
落とすビーズの数を増やせば、より3.1415・・・に近い値になっていくと予想されます。

円周率を覚えて使えることも大切ですが、そうではなく公式に疑問を持ち、どうしたらその式が出てくるのか、どのように円周率を求めることができるのかなど、思考する学習がこれからの学びには重要なことだと思っています。


今年の疑問、今年のうちに。



昨年好評だった年末棚卸し講座(1年間の復習講座)。
今年もお揃いのトレーナーを着て、中1と中2で実施しました。

今年の疑問、今年のうちに。
5科目1時間ずつですが、少しでも疑問の解決になっていたら嬉しいです。

いよいよ今年も残すところ2日です。
皆さま、良いお年をお迎えください。

来年もエピス蘇州教室をどうぞよろしくお願い致します。