2021年度のStudent of The Yearは中3コースのT君です。おめでとうございます。

この度の高校受験におきまして、T君は関西で最難関レベルの受験校を全て合格し、第一志望校であった高校に進学を果たしました。高校へ進学後も大好きな数学の勉強を存分に楽しみつつ、数学への興味をさらに深化・拡張させて、面接練習の時に夢として語ってくれていた世界的な気候変動を予測でき、大規模災害などを未然に防ぐことができる数学理論の研究に邁進してくれることを願っています。

そんなT君は、episで毎月実施されている月例テスト・アドバンス模試の総合得点ランキングにおいて、在籍中ほとんど全教室１位を獲るような実力者でした。ですが、T君はランキング１位であり続けながらも、毎晩夜中の２時近くまで毎日コツコツと誰よりも努力を続けることができる『努力の天才』でした。しかし、それはT君にとっては決して苦しいものではなく『数学の問題を解くことがとにかく楽しかった』からで、マンガを読むよりも『月刊高校への数学』の問題をひたすら解く方が楽しいって語っていたぐらいでした。

また、さらに印象的だったのは、T君は常に自分が学び得た知識や気づきを自分だけのものとはせず、slack（SNS）のチャネル上で自ら課していた数学の宿題ノートを毎日惜しみなく共有を図ってくれました。そうやってT君の学びがオンラインでオープンソース化されたことで、コロナ禍で生徒たちが教室に来れない日が続いた時も深圳の中３生の仲間たち全員がそのノートに触発され、競争心を育み、そこから全員の学びが更に深化・拡張されていきました。
この素晴らしい事例は、私自身の中でも『宿題』というものが、ただ講師が個別に『管理』するためだけのものではなく、生徒たち自身の間で共有されるべき【知恵】であるとマインドセットさせられました。そうして、この学び（宿題）の共有システムは、深圳教室の後輩たちにしっかりと受け継がれるようになりました。

生徒として『おめでとう』という言葉を贈るのはもちろんですが、本当に素晴らしい生徒に巡り合うことができ、『ありがとう』という感謝の気持ちでいっぱいです。おめでとう、そして、ありがとう！

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