明治大学理工学部合格という快挙を成し遂げた、高等部・I.Rくんに2015年10月のStudent of The monthを贈ります。本受賞はエピス高等部が始まって以来、高校生が受賞するのは史上初のことです。おめでとうございます。
私はあの日のことを生涯忘れません。2015年10月14日（火）18時38分、Rくんが203教室にいる私の元へやってきて、「先生、受かりました！」と顔を紅潮させて、合格を伝えてくれた日のことです。あの日、全エピスが震え、全スタッフが合格の喜びに酔いしれたのです。
　合格までの歩みを振り返れば、長らく高等部の英語コースで勉強を続けてきたRくんですが、合格への実力を獲得することは困難を極めていました。しかし、Rくんは困難に負けなかったのです。今年６月からは、小論文コースの受講を決め、帰国生入試へ向けての論述力の養成、面接対策、志願書の作成に死に物狂いで取り組んでいきました。お父様を始めとするご家族の方々の必死の支え、エピスからの指導と本気の叱咤激励、そして、何よりも合格を信じ、諦めないRくんの努力が、持てる才能を最大限に開花させたのだと思います。努力をすれば結果が出るというのは、幻想にしか過ぎません。しかし、追いつめられた極限のプレッシャーの中にこそ、奇跡を呼び込む何か、また持てる力を最大限に発揮できるチャンスが生まれるのだと思います。
　私はRくんの未来を信じています。蛍雪の功を積み、再生可能エネルギーの研究を通じて、人類社会の発展に貢献してくれることでしょう。エピスの歴史に名を刻み、そして、世界の歴史に名を刻んでくれることを信じています。

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