少なくとも受験においては、努力は必ず報われると僕は信じています。そうでなければ受験勉強などする意味はないからです。「絶対に行きたい学校があるのなら１年間位は好きなこと、やりたいことを我慢して勉強に没頭する。」こうした努力は必ず合格に結びつくことを証明してくれたAさんを2016年９月のStudent of the monthに強く推薦します。
　Aさんは単身留学生です。小学校から大学まで続く名門女子校に通っていましたが、中学を終えたところで渡豪。ホームステイなので身の回りのことはすべて自分でして、もちろん学校の勉強も手を抜かず、さらにTOEFLのスコアアップや小論文の上達に向けて努力を惜しみませんでした。なぜそこまで努力できるのか？　それは、Aさんには「早稲田大学に絶対に合格する！」という譲れない目標があったからです。講師が言ったことは必ず実践。人の３倍は努力した。でも、努力しているのに結果がなかなか出ないこともありました。そんな時はトイレで泣いていましたが、僕の前では泣き顔を見せずに必死で頑張りました。
　９月、いよいよ入試、そして合格発表。しかし、あれだけ努力したのに当初第一志望にしていた法学部にAさんの名前はありませんでした。「なんのための１年だったの？」きっとそう思ったことでしょう。でも諦めず、帰国生入試よりもずっとずっと難易度の高いグローバル入試まで最後の努力を続け、ついに政治経済学部に合格。最終的に努力はやっぱり報われたのです。
　Aさん、合格おめでとう。本当に大変なのはこれからだけどAさんならきっと努力で乗り越えるはず。将来がとても楽しみだよ。

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