代表挨拶
アジアの新しい時代の到来を予感させた年、エピスは開校しました
2001年、世界中の人々の大いなる期待と、得体の知れない畏れの中で新しい世紀が幕を開け、その年の9月に起こったニューヨークの悲劇と、そこから始まった争いが、その後の世界を対立と憎しみの連鎖に巻き込んでいきました。
翌2002年、エピス・エデュケーション・センターは香港で開校しました。その年は、日本と韓国が世界最大規模のスポーツ大会を共催し、成功に導くことができたという事実が、アジアの新しい時代の到来を予感させた年でもありました。
そんな時代に、私たちが新しい学習塾を海外でスタートさせたことに、特別な意義と使命を感じたことは、ごく自然なことでもありました。私たちは日本と世界の発展に貢献できる若い人材の育成を、海外から担っていこうと決意したのです。
国際都市で育った日本の若者たちが未来を紡ぐ
それから10年の時が流れ、私たちは母国が未曾有の大惨事に見舞われる姿を、何もできないままに、安全な海外から眺めているしかありませんでした。 今できることを精一杯やることで何とか母国に貢献したいと、ただただ願う日々でした。
そして、今。 多くの卒業生が、日本や世界の学校で学び続け、また社会人として現実世界で奮闘を始めています。香港や中国、シドニーという国際都市で育った日本の若者たちが、新しい感性と知性で未来を紡ぎ出そうとしています。
私たちは海外で育った日本の子どもたちの中から、きっと、明日の日本のリーダーが育っていくに違いないと信じています。そのために、まっすぐに子どもたちと向き合い、共に成長し続けていきたいと、あらためて心に刻み込んでいます。
2014年12月 エピス・エデュケーション・センター代表
澤村重基(epis Education Centre 代表)プロフィール
東京オリンピックを数年後に控え高度経済成長に沸く昭和のある日、大阪にて生を受ける。父の転勤に伴い、京都・東京・静岡を転々として少年時代を過ごす。静岡県立清水東高校理数科・横浜国立大学経済学部卒。
2002年、志をともにする数名が香港に結集し、学習塾epis Education Centreを設立。その後、九龍教室、シドニー教室、わかば深圳教室、蘇州教室、メルボルン教室を開校。アジア・オセアニア地区で海外在留邦人子女教育に邁進する。
自らも数学講師として教鞭をとる。「数学を学ぶことは、強く生きる方法を学ぶことだ」と固く信じて疑わない。教え子の隠された才能を見抜く名人。最近、ランニングを始める。自分はジョガーではなくランナーでありたいと願っている。目標はマラソンを3時間半以内で完走。