わかば深圳教室の２０１６年度Student of The YearはM.K.さんです！選出の理由はいくつかありますが、まず最初に思い出すのが彼女の春先の発言です。
　中３の４月、５月というと「受験生」と言えるほどのモチベーションを持っていたり、学習量を確保できたりする人はなかなかいません。義務感から課題をこなすことはできても、特に私たちが暮らす海外の場合は、志望校を決めることもままらず、勉強に集中できないケースすらあります。
　そんな中３の春の休み時間に、何気なく友達と話している会話の中で、彼女は「行きたい学校があるから勉強するのは当たり前」と言い放ち、周囲にいる人たちを静まらせたことを今でも覚えています。その言葉をたまたま私も耳にすることになったのですが、そこまでの決意を固めている生徒を不合格にするわけにはいかないと、むしろ私自身が気を引き締め直したくらいです。
　それから印象深いのは、彼女の第１志望校合格に向けた「諦めらめない姿勢」にあります。ブレずにやるべきことをごまかさずにひたむきに取り組んできました。誰にでも成績の波や精神的な不安から、チャレンジ精神を失うこともあると思います。そんな弱気になる姿を一度も見ることがなく、指導する私自身も迷うことなく彼女を応援することができました。
　色々な理由をつけてチャレンジをしない人もいますが、私は彼女のように目標に向かって歩み続ける姿は本当にすばらしいと思います。きっと深圳の後輩たちにもその後ろ姿は心に刻まれたのではないでしょうか。
　この１年を通して本気で過ごしたからこそ見つかった課題もあると思いますが、自分の持ち味もわかってきたのではないでしょうか。Ｋさんはもっともっと力を発揮できる人だと思います。これからの活躍に期待しています。

---