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深センにおけるSTEM教育の実践 Nanshan School Maker Faire(南山学校創客節)

6歳の子供のプロジェクト

2018年11月17日、深セン市南山区の海上世界文化芸術中心にてNanshan School Maker Faire(南山学校創客節)が開催されました。School Maker Faireというのは、その名の通り学校のMaker Faire(DIYのお祭り)で、生徒たちがSTEM、アート、Make(メイク、創客)などの授業やクラブで作った作品を展示するイベントです。Maker Faire同様、作品を展示するだけではなく、各ブースに製作者や今回の場合は担当教師がいて、製作にまつわる話を聞くことができます。


洪水に備えた土地の活用に関するプロジェクト

今回参加していた学校の多くはPBL(Project Based Learning、項目式学習)を採用しており、担当の先生によると、「STEM」や「Make」という教科が重要なのではなく、PBLでSTEMを学ぶことが大きな意味があると話してくれました。

STEM教育というと、何を思い浮かべるでしょうか。ロボットをプログラミングしたり、Scrachでゲームやアニメーションをプログラミングしたりすることを思い浮かべるのではないでしょうか。

「STEM教育」というバズワードが一人歩きして、STEMのそれぞれの頭文字に当てはまれば、STEM教育と自称して売り出す商品やサービスがあふれかえっているので、「STEM教育」=「プログラミング、ロボティクス」という印象が強くなってきています。

STEM教育とは何かを定義したり、議論したりするつもりはありませんし、その呼称よりの中身が重要なことはいうまでもありませんが、今回の参加校の取り組みを見るとSTEMのイメージが大きく変わる人もいるかと思います。


5歳の生徒のプロジェクト

右の写真は5歳の子供達の作品です。これは石器時代の道具を自然にある物だけで作ろうというプロジェクトで、写真中央下に写っているのは、「たまごの殻の器と植物の茎を利用したストロー」、右下は「貝殻のお皿と植物の茎で作ったスプーン」です。自然にある物だけを使って、自らの手で物を作りあげることで、改良点が多々あることに気づくことができます。それを改良してよりよい物にしていく過程にこそ学びがあります。課題を決定すること、問題を解決すること、チームと協力することなど、ものづくり(Make)をする中での学びは多くの要素を含んでいます。

このように一切コンピュータやロボットに触れることのない学びの中で、社会、理科、技術(工作)、美術などが融合され、教科横断的に学ぶ手法でSTEM、Makeの授業が行われています。

STEM、Makeは、その過程にこそ意義があり、プログラミングはあくまでも手段です。プログラミングを単純に学ばせる必要があるのであれば、それは「プログラミング」の授業や「コンピュータ・サイエンス」の授業を別に設定する必要があります。


micro:bitを使った作品

左の写真の作品を展示していた学校の先生にお話を伺いました。先生はテクノロジー関連の担当の先生ということで、生徒達は週のSTEMなどの授業回数をたずねてみると、その学校の場合は授業は全くないとのことでした。

それではいつ学んで、いつ作品を作ったのかというと、昼休みと放課後の時間を使っての作業とのことでした。授業やクラブということではなく、生徒が何かを作りたいと思ったら、空いている時間に学校の作業スペース(Maker Space)に行き、先生と相談しながらプロジェクトを進めているとのことです。

自らの意思で、学ぶことを決め、時間を設定しています。これは学びというよりも、子供たちの意識としては「学び=遊び」に出来ている点で に理想的な形と言えます。

いくつかの学校が同様の方式で生徒の自主性に任せながら学びの環境を提供していました。中国の教育というと画一的、全体主義的なイメージがあるかもしれませんが、一概にそうとは言い切れません。


会場で行われたワークショップ

「一度決めたことはやり通す」という初志貫徹型の日本に対し、「間違いに気づいたらすぐに改善する」という朝過夕改型の中国は、経済の発展だけではなく、教育の分野でも発展し始めています。

同じ東アジアの中国と日本は教育における親和性は欧米より高い部分もあると思います。STEM教育、プログラミング教育で先行している中国から成功例、失敗例を学び日本のプログラミング必修化に活かせるのではないかと思います。


夢のアルゴ優勝杯がやってきた!



優勝カップをホンハム教室にもってきてくれた、Sさんとお母様にお聞ききしました!

エピス:第9回エピス・アルゴ大会の優勝おめでとうございます。普段はホンハム教室でアルゴに通っているSさんですが、今回、アルゴ大会にどのようにのぞまれましたか。

お母様:年長から通ったアルゴクラブですが、小3の今回が最後の大会になるので、とにかくベストを尽くしてほしいと思っていました。すでに、ホンハム教室で行われた予選会からドキドキ緊張していました。ラスト1週間は、自宅でも
毎日夜寝る前の15分、ナンバーリンク、詰めアルゴの復習に一緒に取り組みました。

Sさん:家でお父さん、お母さんとアルゴゲームもしました。いちばん強いのはお母さん。私がお父さんに勝つこともありました。弟はコインを配る係をやってくれました。


エピス:アルゴ大会本番では、6つの種目で8項目の競技が行われ、その合計得点の上位4名が最後にアルゴゲームで対戦するというプログラムでした。当日はどうでしたか?

Sさん:Pキューブで立体を作る「3×3×3」と「ものまね」は、集中して取り組むことができました。次のジオ1は完成することができませんでした。続く「詰めアルゴ」はうまくいきましたが、ナンバーリンクは2枚のうち1枚はできませんでした。

エピス:大会当日すべての種目がうまくいったわけではなかったのですね。その時、入賞は無理だ〜、とあきらめる気持ちはなかったのですか。

Sさん:ぜんぜん思いませんでした!アルゴをやっていると、うまくできる時も、そういかない時もあります。うまくいかなくても、「次のチャンスある」と思っていました。

お母様:たしかに、年長の時からアルゴに通い「トライ&エラー」の精神が身についたと思います。負けても、失敗しても、「次ならできるかも!」というメンタルが育ちました。とにかく切り替えが上手、そして気持ちをコントロールできるようになりました。

エピス:Sさんは小さい時から、自分をコントロールすることができるタイプだったのですか。

お母様:年長からの小2までは自分でできないこともたくさんあり、時間もかかっていました。コーチからは、「始めてから半年は、わからない、できないのは当たり前なのです。」と励ましていただき、それを前提に通わせていました。できないことでかんしゃくを起こすこともありましたが、本人が「やめたい」とは決して言わなかったので続けて通わせていました。それが3年目から、驚くほど、ぐっと伸びが感じられるようになりました。

エピス:エピスでアルゴをやっていて、よかったと思うことはありますか?

Sさん:算数ができるようになりました。スラスラできます。

お母様:親としては2つあります。ひとつは、礼儀正しくなったことです。アルゴクラブの授業のでは、最初にみんなで、
「アルゴクラブ3つのルール」を大きな声で唱えます。これを年長のころから、家でも唱えていました(笑)。友だちと楽しく競いあいながらお互いに成長するためには、マナーを守ることが大切だと学んだようです。もうひとつは、間違えることが悪いことではない、怖いことではないと思えるようになったことです。これは大きな収穫です。

エピス: Sさんは年長の秋からアルゴを始めて小学3年生となりました。この間、変化や成長を感じることがありましたか。

お母様:算数の中でも、足し算、かけ算のような計算はある程度できるようになると思っていましたので、その先をみすえて、つまずいた時に「あきらめない気持ち」、そして「ひらめき」を生み出す力が鍛えられたと思っています。今後の学習でも、アルゴでのトレーニングの成果を発揮してくれると期待しています。

エピス:アルゴ大会が終わってどうでしたか。

Sさん:帰り道、前からずっとほしかったピンクのTシャツを両親が買ってくれました。ビーズのりんごがついていて、ピンクと銀の色が変わるんです。

エピス:素敵ですね。今後、ぜひエピスに着てきてくださいね!
    最後に、Sさんの将来の夢を教えてください。

Sさん:新体操をやっているのでダンサーか、またはキャビンアテンダントになりたいです。

エピス:いいですね。夢をかなえるのにも「トライ&エラー」を楽しんでくださいね。
    みんなで応援しています!


【エピスアルゴ大会】
毎年秋に香港教室で行われ、今年で9年目をむかえました。エピス4教室(香港教室、ホンハム教室、わかば深圳教室、蘇州教室)でアルゴクラブに所属する子どもたちの中から、予選を勝ち抜いた上位16名のみが選抜出場。香港教室に結集し、日ごろトレーニングの成果を競い合います。そして、見事優勝者を勝ち取った生徒の所属する教室に、エピスアルゴチャンピオンカップが1年間飾られることになります!


11月19日(日)の授業報告【社会】

11月18日(日)授業報告「社会」
◎授業内容
(1)予習シリーズ下 第12回 畑で作られるもの

今日は穀物といも類について学習しました。
穀物の多くはアメリカからの輸入しでしたね。いも類は食料自給率が高いので国産のものも多いです。
スーパーなどに行ったら生産国や県を確認するのも勉強になりますね。

◎宿題
(1)予習シリーズ下 第12回 テキストをよく読む
(2)予習シリーズ下 第12回 練習問題
(3)演習問題集 第12回


11月18日の授業ブログ【社会】

【11月18日授業ブログ 5SY社会】
江戸時代の4つの政策、外国船の来航の単元です。重要事項がたくさんあります。まずは改革とその内容、行った人物を覚えましょう。日米和親条約と日米修好通商条約で開港した港は非常によくテストに出てきます。漢字で書けるようにしておきましょう。

◎授業内容 予習シリーズ第12回江戸時代(3)

◎宿題
予習シリーズ第12回要点チェック
演習問題集 第12回


11月18日(日)の授業報告【理科】

5SY 11月18日(日)の授業報告【理科】

【授業内容】
第12回「水溶液の性質(2)」
テキストを読み返して復習をしっかりしましょう。

【宿題】
1.演習問題集 第12回
2.予習シリーズ 第12回

いずれも丸つけまでしましょう。
できるだけ保護者さまに丸つけをしていただけますとありがたいです。


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