4SY 5月14日(火) 授業報告
算数
割り算の商が、「まとまり(袋詰めした袋)の数」であると理解して、その1まとまりに黒が3個ずつ入っていることから、3×18 そして、あまりの3個の中にも黒が2個あるので 合計では
3×18+2=56個とわかります。
この「繰り返しである」というイメージをどれだけ持てるかが今回の章のカギになります。
(例題2) 数字の並びによる規則性
例題1と違い、「1」「2」「3」の3種類の数字が周期的に並んでいます。
周期さえ見えれば、考え方は例題1と同じですが、(3)はかなり難しいです。
1周期分の合計が9で、300÷9=33あまり3なので、33組までだと、5×33=165個の数字があるとわかりますが、「あまり3」⇒「3個」と考えてしまう生徒が続出します。
いまは「数字の合計を考えている」ので、「数字の合計=3である」ことから、周期の頭からみて「1+2=3」となっているから、周期の外の2番目までの和であると考えられないといけません。
(例題3)図形の周期
数字ではなく、周期性のある図形とそこに使われている棒の本数がテーマになっています。
周期を見つけられれば、考え方は一緒です。
(例題4)曜日の周期
これはみんながとても苦労する問題です。授業でも、かなり時間がかかりました。
まず、「1週間の曜日が順に言えるか(これはたいてい大丈夫ですが、たまにわからない生徒がいます。)
「1月~12月がそれぞれ何日まであるか⇒これは知らない生徒が多いです。「にしむく士(さむらい)」で「2月4月6月9月11月が31日ない月だ」ということも伝えました。
そして、ある日付から別の日付まで、その両端を含めて何日間あるか の計算が必要になります。
同じ月内であれば、後ろの日付-前の日付+1で、両端の日付を含めた日数だということを確認しました。
あとは、曜日が与えられている日付から1周期分の日付を書いてみて、あまりと曜日を対応させる準備をします。
(例)6月23日が火曜日とわかると
23(火) 24(水) 25(木) 26(金) 27(土) 28(日) 29(月) で1周期。
1 2 3 4 5 6 7の余りに対応します。
(1)の8月12日だと 6月23~30は30-23+1=8日間 7/1~31=31日間 8/1~12=12日間で、
6月23日~8月12日は両端の日付を含めて8+31+12=51日間あることになります。
そこに7曜日の周期を考えて 51÷7=7あまり2 なので、あまり2⇒水曜日 と考えます。
(2)の5月10日は、時をさかのぼらなければいけないので、また難しさがあります。
(1)と同じように考えるために、5月10日から6月23日まで、両端を含めた何日間あるかを考えて、その日数分を、曜日を逆にさかのぼっていくことにすると良いと思います。
17(水) 18(木) 19(金) 20(土) 21(日) 22(月) 23(火) で1周期。
7 6 5 4 3 2 1 の余りに対応します。
45日間あるので、45÷7=6あまり3 であまり3なので日曜日 と読み取ります。
かなり重い問題を解いていきましたので、全体として少し時間が不足しました。
よって、例題5(数の操作と周期)は次回の初めに扱います。
これはそれほど複雑ではありませんので、次回十分に対応できると思います。
また、テキストの基本問題の宿題を特にはあまり関係しない部分となります。
・今日の内容の復習 テキスト p.120-124 例類題1~4
テキストp.126~127 基本問題1~4
(余力のある人は、p.128,129の練習問題にもチャレンジしてみてください。)
・計算 「第13回」
*テキストには書き込まず、ノートに書いて計算しましょう。
計算途中は必ず残しておいて、間違えたときにどこで間違えたのかを確認できるようにしておきましょう。
担当:東本(とうもと)
tohmoto@epis-edu.com