香港学習塾 epis Education Centre

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2018年度海外受験講演会

5月27日(日)香港日本人倶楽部にて2018年度海外受験講演会/渋谷教育学園幕張講演会を開催いたしました。渋谷教育学園幕張、早稲田アカデミー、馬渕教室、epis Education Centreの各講演者より、今そしてこれからの教育・受験事情について鋭く切り込んでもらいました。





第1部は中学受験について。まずは早稲田アカデミーより錦糸町校校長の福田様より首都圏の入試情報を中心に詳しく解説して頂きました。ポイントは2020年度、来るべき大学入試改革を控えて、中学入試の現場でも出題傾向に大きな変化があるという点、そして、2017年度以降の私立大学入試の難化に関して、中学入試受験者の動きにも大きな変化が生じてきていることを明確に説明いただきました。


続いて、馬渕教室の亀岡様より関西の中学入試事情をご説明いただきました。この公演で特に強調されていたのが関西の中学入試における算数の位置付けです。他の地域と比べても関西地域の算数はオーソドックスながらもかなり骨のある難問が出題される傾向があります。様々な学校の入試問題をふんだんに交えて、詳細に傾向を解説していただきました。


中学受験の部、最後はエピスより香港教室長の仲田が講演致しました。仲田からは、今の受験生が大人になった時の世界を見据えて、今何をしなければならないかという切り口で話がありました。中学受験で日々取り組んでいる勉強の方向性は、不確実な未来を生き抜く上で大きなアドバンテージがあり、そしてその勉強を香港や深圳のような多様性に富んだ街でできることに優位性があるのです。




午後は渋谷教育学園幕張中学・高等学校の永井先生の講演からスタートしました。渋幕がなぜこれほど強い学校なのかということが、教育現場の最前線からの視点で詳細に、しかも熱い語り口で説明されたことで、強く実感された方も多かったはずです。講演には多くの受験生も参加しており、自分が今何を考え取り組んでいかなくてはならないのか、そしてそれに向けて強いモチベーションを保つことができたのではないでしょうか。





高校受験の部は、早稲田アカデミーの福田様の講演からスタートしました。福田様からは首都圏の高校入試の現状と2018年度入試の分析を詳細に説明していただきました。入試結果を受け、今後、首都圏の、特に上位校の入試がどう変化していくのかを非常に明確に捉えることができたのではないでしょうか。大学入試の現状と絡め、進学校、付属校の選択をどう考えるか、非常に参考になる講演でした。

続いて、馬渕教室の谷安様より、関西における高校入試の現状をご説明いただきました。首都圏とは異なり、圧倒的に公立高校の優位性を持つ関西で、どのような準備をし、受験に臨んでいくべきかが明確に説明されていました。また、私立高の位置付けの変化が、以前とは大きく異なる現状が浮き彫りになり、関西受験を考えている方にとって非常に貴重な情報となったのではないでしょうか。

最後は、エピスわかば深圳教室長の渡辺からの講演でした。2018年度の入試結果から、どのように志望校を考えていくのかについて考察しました。附属校、進学校という切り口だけでなく、海外大学の合格者数や大学を卒業した後の卒業生の活躍などを指針に、今伸びている学校、勢いのある学校を考えていきました。また、受験生とその保護者が、志望校に向けて今どう付き合っていくのかについて考える機会にもなりました。