香港学習塾 epis Education Centre

香港教室 教室長ブログ

教室長圷加寿男

香港で教室長・教務部長として受験算数と受験数学を中心に指導にあたった後、豪州に渡りメルボルン教室長として教鞭をとり、その後香港に再赴任。教室では子どもたちと学びの感動を共有することに全力を注いでいる。サッカー、スノーボード、読書が趣味で、香港でスキューバダイビングを始め、メルボルンではフルマラソンとサーフィンを始めるなど、アウトドアアクティビティの幅を広げている。好きな食べ物は香港のストリートフードと横浜家系ラーメン。

受験科体験授業!


1月20日(日)、香港教室においてこの時期恒例の『新4年生受験科体験授業会』を実施しました。
新4年生と言っても、この時期はまだ小学3年生。どんな面白いことが起こるのかと興味津々の面持ちで登場。

1時間目は算数の体験授業でした。
単元はもう4年生の内容で「四角形」について。単純な素材なので淡白に必要なことだけ学習すれば短時間で事足りる単元ですが、香港教室の算数隊長 長谷川(京大で宇宙物理を学んだ本気の理系男)はそのなことでは満足しません。


深くその性質を追求しながら学習すると興味の幅も広がるのがこの単元の面白さであることを証明してみせてくれました。
四角形の周囲の長さをを求める場合にも、求め方の計算を工夫してみたり、2つの四角形が合わさった時に周囲の長さを求めるのに、秘伝の作戦を使ってみたりと、どんどん追求していくことができるのが醍醐味です。
受験科の算数は、その「本質の追求」こそに面白さが宿っているのです。それを楽しいと思わせるのがエピスの受験科が最も大切にしているエッセンス。この体験授業を通して、参加して頂いた子供達・保護者の皆様にお伝えできたのではないでしょうか。

2時間目は国語です。
この体験授業を受けるまで、国語が苦手だと思い込んでいた人もいたと思いますが、香港教室の国語科別府隊長の手にかかると、実はこんなに明快に文章読解ができるのかと「目からウロコ」の40分だったのではないでしょうか。
文章を正確に(客観的に)読解するためのポイントの一つに「指示語」の理解が挙げられます。「それ」「これ」など普段何気なく、そして当たり前のように使っている(使えている)言葉が、実際には具体的な何を指しているのか。それをじっくりと考えてみることで文章の輪郭がくっきりと浮き上がってくることは当然の帰結。では、手がかりがどこにあるのか?これも、誰もが知るところで、当然「直前」に!
それを一度立ち止まって丁寧に考えることで、その習慣が身につき、習慣になることでスピードも徐々に上がり、結果として、深く早く文章を読解する力を身につけることができることになります。
そのプロセスを面白く学べるのなら、やってみたいと思いませんか?!
それが受験科の国語の一部です。


2019新年度説明会

2019年度新年度説明会を3日間に渡り実施しました。
各コースとも非常に多くの方にご参加頂き、盛況のうちに終了することができました。

年初めに我々が目指す方向性を参加していただいた方々と共有することができたのは、非常に有意義だったと思います。エピス香港教室では2017年度より『インター探究科』というコースを開講しました。子供達が持つ好奇心を掻き立て、「なぜそうなるのか?」「今回はこうだったけど、次はこうしてみたらどうなるのか?」「なぜこうするとうまくいくのか、またうまくいかないのか」
Science(mathを含む)とSocial Studiesを柱に、自らが課題を見つけ、推論・観察し、そして結果を検証していく、または自らで調べ、自分で解をみつけていくことで、探究心を深めていくことを目指しているクラスです。

しかし、その学習姿勢は、何もインター探究科だけに限った話ではなく、私たちエピスが目指す「学習者」の理想であり、すべてのクラスで共通して目指しているものであると言えます。

中学受験、高校受験、または大学受験と、多くの子どもたちは、それぞれのステージでそれぞれのハードルに挑戦していきます。試験なのでうまくいくこともあればそうでないこともありますが、受験というせっかくの機会を自らの成長機会と捉え、自分で考え、行動を続けることで目標をクリアしていってほしいと思っています。
それが今の子供達が社会の中心に立つ時に生きてくるのだと信じています。

補習、居残り、呼び出し。
それも結構ですが、やらされている勉強でクリアできるハードルはたかがしれています。
本当の「探究」ということを実践できる「学習者」になってほしいという思いを理解してもらえる機会だったのだと感じています。




2019年 Resolution

明けましておめでとうございます。
2019年、気持ちも新たに良い香港教室を作っていきたいと思います。

さて、今年は、2018年までの香港教室から更なる脱皮を図ります。
まず、ICTへの取り組みについてアクセルを踏んで推進していきます。
一部の授業ではすでに去年から使用していますが、双方向授業アプリ「ロイロノート」を本格的に導入し、よりきめ細やかに、より質の高い、そして何よりも学習意欲を強く掻き立てる授業を目指します。そのために、我々自身も、生徒同様研鑽を重ねていきます。

次に、ホンハムで去年導入し好評を得ている「そろタッチ」を香港教室でも導入します。
詳しくは後日ご案内する説明会・体験会でお話ししますが、デジタルデバイス(iPad)とそろばんを融合することで、計算力を楽しく高めていく授業を展開していきます。

さらに、去年インター探求科で実験的に導入した「micro:bit」を用いたプログラミングを、今年は本格的に進めていきます。
テクノロジーイノベーションのお膝元のわかば深圳教室とも連携を図りながら、質の高いプログラミングコンテンツを目指していきます。

そして、何より私たち自身が今起きている社会の流れ、テクノロジー、世界情勢、香港の事情、日本の事情について、さらに敏感になるよう心がけていきたいと思います。

2019年、不確実性がますます高まる中、何が将来を担う子供達の生き抜く力になるのかを常に考えながら、取り組んでいきたいと思います。

本年も宜しくお願い致します。

エピス香港
仲田