香港教室

教室長ブログ

いつまでも学び続ける

<Jose James Interview>
最近、ある雑誌とのインタビューの中で、ジムカーソンというある大先輩のシンガーにレッスンを受けていて、そのレッスンに向かう途中なんだという話をしたときのことです。

レポーターは驚いた表情で、ぼくにこう言ったんです。
「え!?まだあなたのような世界中に名を轟かすシンガーにもレッスンが必要なんですか!?」と。
ぼくは、こう答えました。「何を言ってるんですか。これまでで一番レッスンを必要としているのが今ですよ。」

高度な技術は、どのレベルに自分があるかに関わらず、全てのステージで必要なんです。

シンプルな例で説明すると、こういうことです。
歌う時の声というのも、人間の総体の中の大事な一部なわけですから、自分の体を大事にいたわればいたわるほど、発声も良くなるものなのです。
だから、ぼくは通常、揚げ物、過剰な乳製品やカフェインを摂取しないし、タバコも酒も随分前に辞めました。

世界中をツアーで周り、年間200本以上ステージに上がって、その期間は平均4〜6時間の睡眠でパフォーマンスをしなければならない。それは、ぼくみたいなステージでのパフォーマンスをメインにしているシンガーには、やはりとてもキツイことなんです。

だからこそ、その状況をジムのような偉大な先輩とシェアしたいし、そこからテクニックを更に磨かなければならないと思うんです。


インタビューここまで。





ジャズミュージシャンであれば誰もが憧れる『Blue Note Records』に所属し、年々その名声が世界中で高まる、今現在世界最高峰のジャズシンガーの一人である、Jose Jamesのインタビューです。

世界トップレベルのミュージシャンが、さらに自分を高めるため、時間を見つけてレッスンに通い教えを請う姿。
また、超ハードなスケジュールと生活リズムの中で、常に最高のパフォーマンスを繰り出すために自分を律するストイックさと、それを維持する精神力。

月並みな表現になりますが、本当にスゴイんだなと思います。
彼に限らず、どの分野であっても、プロを自覚し、常に自分をアップデートしていく人というのは、こういう人なんだなと。

彼の話からは、生徒だけでなく、我々大人も(大人こそ?!)学ぶべきことが多いと感じます。
目指す自分を明確に描いて、それに向けて妥協なく取り組んでるか?
どのステージに自分があるかに関わらず、更に上を目指し、謙虚に学ぶ姿勢を持っているか?
そして、それを実績しているか?

目標の達成とは、その取り組みの結果なわけです。
慢心、傲慢、悲観、いずれも簡単に陥る感情です。しかも、場合によっては自分を楽にできる感情でもあります。

しかし、人生を真剣に生き、充実したものにするためには、彼がしめしたような姿勢が必要なのだと改めて実感させられました。


教室長仲田敬之

京都府出身、関西学院大学卒。アメリカ留学後、京阪神地区の大手進学塾で腕を磨いた受験英語の職人。ニューオリンズで本場のジャズに出会い衝撃を受ける。以来、ジャズを心から愛する。エピスでは、中学受験の国語・社会、高校受験の英語指導などで八面六臂の大活躍。土曜には香港日本人補習授業校でも教鞭を執る。英検対策指導では抜群の合格率を誇り、それは「仲田マジック!」として畏れられている。