香港学習塾 epis Education Centre

蘇州教室

教室長ブログ

イベント「ちきゅうと地球について知ろう!」

「サイエンスの魅力に触れ、疑問に思ったことを積極的に発言することを軸に過ごしてもらいたい!」ということで企画したサイエンスカフェ。


参加学年は小3、4年の16名。今回は4つのグループに分かれてグループ対抗で進めることにしました。
初対面の人もいる中でグループ名を決めるために誰がリードするか、自分の意見を言えるか、、、最初が鍵となります。


地球が約1.6cmとすると太陽は約何cmか、という問題には太陽の直径が地球の直径の約109倍だと知っている人は、その場で計算をして数値を出している人もいました!
数字だけでなく実際に比較できるものを目の当たりにして驚いている姿も印象的でした。



地球の内部に関する問題を出した後に、日本が誇る地球深部探査船「ちきゅう」を紹介したところ初めて知る人ばかりで皆、興味津々。


長さは新幹線約8両分、高さはビル30階相当で船の高さが世界一である「ちきゅう」のミッションのひとつには「マントル掘削」があります。

このマントル掘削を目指しているのは唯一「ちきゅう」だけ。



「どうやって掘るの?」、「いつ掘れるの?」など疑問もたくさんあがってきて積極的な姿勢にうれしくなりました。


「ちきゅう」では日本が中心的な存在を担っているのですが日本だけではできないことなのです。いくつもの国が協力してこの壮大なミッションに取り組んでいることや、いろいろな国の人、役割の人で成り立っていることも知ってもらいました。
「デリック(やぐらのこと)にのぼりたい!」「楽しそう!」、「乗りたい!」という声も続々。


グループごとに考えをまとめる場ではお互いの意見に耳を傾けながら話を進めて、ひとつにまとめあげる姿も頼もしかったです。実験をいれずに90分どれだけ集中できるのか、正直、心配した部分もありますが「ちきゅう」の魅力にはまってくれたようであっというまに時間が過ぎていました。



宇宙のことはメディアで話題性が高い印象がありますが、私たちが住んでいる惑星「地球」はまだまだ謎がたくさん。足元は意外と(!?)遠いのです。
マントル掘削達成に向けて応援してくれる仲間が増えてくれたらうれしいです。


by ゆずりは


教室長黒田吉紀

岐阜県出身。大学時代は雪国で雪氷学を学ぶ。趣味はスノーボードと、雪をこよなく愛するが、実は寒さに弱い。2010年香港に渡り、雪とは無縁の生活に。香港では入試センター長を務め、日本全国の入試情報に精通。2015年に理系のスペシャリストとして中国蘇州に赴任し、2017年からは教室長として奮闘中。熱血指導が故に、冬でもYシャツ一枚、腕まくり。しかし、ただのぽっちゃりがそうさせているとも…。