香港学習塾 epis Education Centre

わかば深圳教室 教室長ブログ

教室長末木千尋

2011年12月に香港へ赴任。旧九龍教室、わかば深圳教室とで合計6年間勤務をし、2017年から再び深圳へ。きめ細やかなサポートには定評があり、時間が経つのも忘れついつい話し込んでしまうことも。本気で立ち向かう生徒の守護神として頼れるアネゴ的存在であるスエキチ先生は、衣食住どれをとっても刺激の絶えないここ深圳での生活がお気に入り。暑さには弱いが辛さには強い。好物は山椒のたっぷり入った激辛料理全般だとか。

今日の国語の授業より「日記」

6年生の国語の授業をご紹介します。
授業中の様子を覗いてみると、いつも以上に真剣に取り組んでいると思ったら・・・。
何やら楽しいことをしていたんですね!
以下、授業報告ブログより。
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本日の6SRの授業では日記を書きました。まずは物語の基本の型を確認しました。いわゆる起承転結ですが、本日は「平和な日常→旅立ち→困難と克服→帰還」という流れを学びました。この流れは古代の神話からハリウッドのヒット作まで幅広く見られ、人々に受け入れられやすい定番パターンの一つです。

今回はこの流れに則して、最近体験した出来事を物語として書いてもらいました。起承転結の「結」の部分で驚かされるものやユーモラスなものがあり、それぞれの体験談の面白さが伝わったと思います。書き始めると真剣そのもの。最終的には課題の400字をオーバーし、短い時間で600字程度の日記が書き上がりました。
←作文に取り組む表情はまるでプロの作家のよう。


今日の算数の授業より「正三角形」

今日は6年生の算数の授業で、正三角形を紙を折ることだけで作ってみました。ハサミを使ったり、定規で長さを測ったりしてはいけません。

正三角形は「全ての辺の長さが等しい三角形」であり、その性質は「全ての角の大きさが等しい」つまり、1つの内角が60度ということなります。

やみくもに折ってみるのではなく、上記の性質を手掛かりにすると少し考えやすかったですね。

A4用紙を折って正三角形を作るのですが、
第1の指令が「正三角形を作れ」
第2の指令は「できるだけ大きな正三角形を作れ」ということでした。

こういった作業の中では、正三角形を完成させることが重要なのではなく、何度も何度も試行錯誤することこそが重要です。将来社会に出た時に、どれだけのアイディアが出せるかは、こういった試行錯誤が脳を育ててくれます。

今回は、紙の1辺を三つ折りにすると60度を作ることができることを生徒達自ら発見することができました。子供の発想力には本当に脱帽です。
次も楽しい算数に挑戦しよう!


シドニー現地校進学説明会

今日は、わかば深圳教室で「シドニー現地高校単身留学説明会」ということで、シドニー教室教室長の鈴木先生から、episらしく型にとらわれない新しいご提案をさせていただきました。

シドニーへの高校からの留学は、英語力がつくということは言うまでもありませんが、そこで身につけられることはそれだけではありません。説明会の中でシドニーの生徒が数人紹介されましたが、その共通点は「強い意志を持って未来に向かっている」点にあると感じました。

日本の教育よりオーストラリアの教育が優れているというのではなく、通常のレールから外れても自分のやりたいことに挑戦している高校生の表情が放つオーラは、並みの高校生の持つ輝きとは比べものにならないということです。

海外に住む子供達は、日本から見れば海外で刺激の多い環境で多くの経験しているように感じるかもしれませんが、実際には活動の制限や物事の選択の制限も多く、日本での生活よりも主体的に意思決定がしにくい環境にあるとも言えます。

今回のシドニーへの進学は英語力の強化ということだけではなく、「人生を切り開く力」を身につけるという意味でも面白いかもしれません。

今回の説明会では、シドニーへ行くことができない方でも、日本の教育から得られる力、海外で得られる力を見直す機会になったのではないかと思います。

悪天候の中ご参加いただきましたが、非常に有意義な時間になったと思います。みなさまご参加いただきありがとうございました。



アルゴクラブ「ジオ作品展」入賞をめざせ!

授業報告ブログから、わかば深セン教室の授業の様子をお伝えします。

アルゴクラブのクラスでは「ジオ作品展」入賞を目指して特訓中とのことです!
私も授業の様子を見ていましたが、子供達の発想の豊かさには感動させられました。

今回は、みつヒーローくんのクワガタが、なかなかすばらしい出来だったのでブログでも紹介させていただきます。

みんな入賞目指してがんばろう!

以下、授業報告ブログより。
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今日から、わかば深圳教室ではアルゴ公式ホームページで応募できる「ジオ作品展」入賞を目指し、ジオワンで自分でオリジナルの作品をつくる練習を始めました。いつもは、ものまねジオの問題を解くばかりでしたが、自分の好きな形を作り上げられるとあって、楽しく取り組むことができました!
今日の力作を一点紹介します。今後も、授業の中で練習を続けていく予定です。



長年の悩み


わかば深圳教室の周囲に南国の花がたくさん見られます。
最近では、バウヒニア、ブーゲンビリア、ハイビスカスに続いてプルメリアが見頃になってきました。

しかし、このプルメリアは、私が深圳に来て3年間、ずっと悩みのタネなのです。

なぜ、プルメリアの中国語名が「鶏蛋花(たまご花)」なのか。

「たまご」から連想されることは、せいぜい「白い」、「まるまるとしている」ことくらい。

プルメリアといえば、南国リゾートを彷彿とさせる、優しい白さの花びらが美しい南国の花です。日本では普通に見られないだけに、好きな方も多いのではないでしょうか。

そんな、プルメリアとタマゴとは、どうしても結びつきません。
プルメリアを見るたびに、「きれいだな」と思うのではなく、いつの間にか、「なんでタマゴなんだよ!?」と少々イラついてしまうほど。

プルメリアは木の枝に花をつけている時も美しいですが、椿の花のように、綺麗に花を咲かせたまま、ポトリと地面に花を落とすので、花の散り際も独特の優雅さを感じさせます。

2年も悩ませてくれているプルメリアと決着をつけるべく、その花を拾ってじっくり観察してみました。すると、解決どころか、さらに悩みが増えてしまいました。

プルメリアには、おしべもめしべも見あたらないのです。

なるほど!

プルメリアのシンプルな美しさは、おしべ、めしべがないこと、そして、5枚の花びらが正五角形を象り、そこに究極の美の比率「黄金比」を内包するからこそ美しいのか!

なるほど!

いや、なるほどじゃありません。何も解決していません。疑問が増えただけです。

1.なぜ「たまご花」という名前なのか
2.なぜ、おしべもめしべもないのか

しかし、2年間もよくわからなかったのに、ピンとくるときもあるものです。
やっとピンときました。
やっとプルメリアがたまごに見えました。

中が黄色で外が白!ゆでたまごの断面ですね!
あーすっきり。
すぐに気づくものですか??

ある学者が言っていました。
「悩みは忘れずに取っておくこと」
「その悩みがいつか熟成され、形を変えて新しい発見や発想を与えてくれる」

プルメリアの中国語名には、悩みに悩まされましたが、答えが出るまでに、その美しさを深く感じることができ、おしべ・めしべの謎という新しい発見もできました。

どうでもいいやと思わずに、考え続けてみるものですね。


ちなみにおしべとめしべは花の根元に隠れています。分解してみました。

あれ?
おしべとめしべが隠れているのに、どうやって受粉するんだろう??